歯科医院経営に欠かせないものがこのアスファルト補修材である。最近は特に僻地は人材不足で、ちょっとしたことを頼める人がいないので自分がやるしかない。というか、本当は自分がやってみたい。成果など考えず体をヒイヒイ言いながら動かすのが好きだ。絶対に私には百姓のDNAがある。
回転が悪く飲み込みの悪いこの頭を使っても成果はあまり出ないが、筋肉さえ動かせば地面に穴が開くことだけは確かだ。
駐車場はアスファルトだが、劣化してきて割れて雑草が生える所は除草剤をまく。車の重みで凹んできた所は最近深い水たまりになるので、このアスファルト補修材を敷くつもりである。できるだけ熱い日に、敷いて、上からできるだけ強く叩きつけなければならない。ばあちゃんも夏の暑い日でも毎日汗びっしょりになって畑仕事をしていた。
顔は黒くてシワシワだったけど体は筋肉質で美しかった。
アンジェラアキのhomeと言う歌を聴くと、ばあちゃんを思い出して涙が止まらなくなるので聞かない。
そういえば、とうとう裏口にイノシシが現れた。日照りが続いて上の農道のミミズも少ないのだろうか。隣のモグラが出るビニールハウスには先日ネズミが出たし、院長の悩みはつきない。