今年は地域のちょっとした雑用係の仕事が回ってきました。
毎月の回覧板に入れる紙を整理して配ったり、募金のお願いをしたり。
忘れてしまうけど空き瓶を出す日には前日に箱を用意したり。
江戸時代から変わらない生活があります。
この地域で育ったわけではなく、ウロウロすることもなかったので、開業して30年以上になるのに近所の家を探すのはゼンリンの地図を持っての探検です。
数キロ先の育った所なら道はおろか土地の起伏まで頭に入っているのですが。
話を変えます。
2、3週間前に40年以上会ってなかった同級生が突然やってきました。
小さい頃からよく一緒に遊んだ仲だったので当然話に花が咲き楽しい時間でした。
が、しかし、話が野球部の県大会予選の試合内容になると雰囲気が変わります。
私は一塁手で彼が二塁手でした。タッチアップで本塁に帰られると負けが決まり、県大会への夢が消えるという場面。二人の間にポップフライが上がりました。
始めは勢いよくバックして追いかけた私ですが、取れたとしても本塁返球が難しそうに思えて、急に球を追うのをやめたのです。結果二人の間に運悪く球は落ち、球児の夏が終わったのでした。
あの悲しい瞬間は覚えていたのですが、なんと彼もしっかり覚えていて、『あれはあんたが取らんといけんじゃろう。』と言う。私も『いいやあれは、、、』と言い合いになりました。
はたからみたらジジイの口論ですが、二人が十代に戻って楽しいじゃれ合いができたこと、なんて幸せなんだろうと思いました。
悲しい瞬間といえば、高校のクラスマッチのバレーボール。やっぱり私のプレーで終わってしまった。あんときゃ泣いてしまった。いいヤツばかりだったので申し訳なくて。
家族はこういうのがあるから個人スポーツの方が好きだという。
私はこんな経験をしながらも大学に入りサッカーを選びました。
懲りてないですね。