ここには昔から下の方までコブが続いていて、いつも緊張します。
課題はストック。ストックの扱いさえできたらほぼ完成だと思っています。
あんまり暑いのでこの画像です。
どこかではしか患者が出たとあったので思いだしたことがあります。
高校生の頃です。
戦前からあるオンボロ離れにばあちゃんと寝てたのですが、はしかにかかって高熱でトイレに立つのもやっとというほど衰弱しました。姿見に映る自分の湿疹だらけの姿にも精神的に打ちのめされました。小心者ですぐに音を上げる私は、崩れそうな古民家のせんべい布団の中で震えていました。
学校を長く休んで薄暗い部屋で寝てると、
そう、この辺は横溝正史の悪魔の蹴鞠歌の岸恵子の旅館をイメージしてもらうと良いでしょう。エロジジイの放庵宅の方が近いかな?
母がやってきて、何か置いて出てゆきました。そう、この演出なんかモロに横溝正史の世界です。
普通何かついでに優しい柔らかい言葉をかけるもんでしょう?まったく。
で、何かと見てみたら、
お盆に乗った菓子パンでした。
それも中にあんこが入っていて、上にチョコがかかっているのです。
母は私があんことチョコが好きなのを知っています。
あの面倒見の悪い母が私に菓子パンを買ってきてくれたというだけで恐怖しか覚えません。
ということは、、、
黙って仏壇に供えるようにして去った母の態度も不審です。
あの時ほどもうダメかもしれないと思ったことはありません。