6月まで頑張っていたパソコン作業が、歯肉を作成する段階で疲れてしまってずっと中断したままになっています。
10年くらい前にもSHADEで奥歯を作っていて、視力が落ちるまで頑張って力尽きて一時期やめてました。
一年前のメモを見返すと、既になかなか前に進まぬ焦りが見えます。
本当に面白い世界なんだけど、究極は現実と見分けがつかない程のリアルな、それこそジュラシック・ワールドのような表現が可能で、表現方法に欲を出すと、インプットに時間と労力がかかり過ぎてしまいます。
自分の低い能力に見合った自分がやりたい理想よりもはるかに稚拙な表現に留めないといけない。
量販型パソコンスペックのためにも、もっともっとシンプルなトポロジーで表現しないといけないのでしょう。
最近読んだ情報によるとモチベーションは待っていても上がってこないそうで、とにかく少しでも動く、手を付けるのが良いそうで。その理由もあってこれを書いています。
この夏は逃避するように、波乗りに行きました。
と言っても、以前書いたように53歳で初めてインストラクターに押してもらってSUPのボードのような安定感ありすぎの板(たぶん一見さんに良い思い出を作ってあげるための板)に立つことができただけです。
いざ、自分でパドルしてみてもろくに前に進まずケリーに罵倒されたのがコロナ前でした。
なんとか自分でパドルして立ち、ケリーを見返したいとの思いで本やYou tubeで研究し、パドル筋を自分なりに鍛えました。
待合室にボードを置いて、パドルと立ち上がる練習、診療室でスケボーです。
そして波乗りできない60歳のお爺さんが波乗りに行くのです。一人で。
もし板に立てなかったらお金と時間がパアだし、家族に合わせる顔がありません。
そんな緊張感の中、本当に一人ぼっちで行ってしまいました。
街でも沖でも会話のハードルが低くて、つまりけっこう話しかけられるので、あんまり寂しい思いはしないものです。
『今日はいい波だね。あっ、パドルパドルッ!』とかおばさんに言われたり。
スーパーでマラサダの前に立ったら背後からいきなり、『中に色々詰めてもらえるぜ。』とベビーカー引いたヤングパパに言われたり。
ダイヤモンドヘッド灯台を撮ってたら婆さんに、『こっちから撮れ。』と撮影ポイントを修正されたり。確かにそれが正解で、灯台と国旗がいい感じで収まるのでした。
こんな風采なのにノーマルスピードで話しかけてくるので、わずかに拾えた単語と状況で必死に解読作業です。
沖からダイヤモンドヘッド~サーフライダーホテル間に架かるダブルレインボーを見たり、日没時に沖からハレクラニあたりのヤシの木のシルエットを見たのは良い思い出です。
そういえば今回、レンタルボード屋にいつ行ってもケリーはいませんでした。
また会いたいね。